広島誠也vs巨人岡本 両4番の三冠王争いに名伯楽が太鼓判
巨人と広島の4番打者が好調だ。
24日の直接対決の初回、広島の鈴木誠也(25)が、巨人先発メルセデスから先制の2ラン。3打席目には中前打も放ち、3打数2安打2打点の活躍で、巨人に今季初黒星をつけた。
開幕2戦目に満塁本塁打を含む2発5打点と爆発した鈴木誠は、5試合を終えて17打数7安打3本塁打7打点。広島、巨人の両球団で計37年間、主に打撃コーチを務め、鈴木誠の入団時は広島の二軍監督だった内田順三氏がこう分析する。
「誠也は年々、凄みを増しています。昨年、首位打者を取ったが、だいぶミスショットが減ってきた。開幕2戦目でセンターから右寄りに本塁打したように、逆方向に放り込めるようになってきたことで、今年は本塁打も増えるでしょう(昨年28本)。走れる選手で、トリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)に期待がかかりますが、三冠王も十分に狙える。機は熟したように見えます」
セ打撃部門のタイトル争いで、鈴木誠の強力なライバルになりそうなのが、巨人の4番・岡本和真(23)である。