初の4連敗で首位陥落…“内弁慶”巨人の「屋外球場恐怖症」
巨人が首位から陥落した。
12日のヤクルト戦で初回2死一塁から村上の飛球を左翼・亀井、中堅・丸がお見合い。2人の間にポトリと落ちる間に先制を許した。結局1点差で競り負けただけに、痛恨の失点となった。原監督は「細かいミスは負けると目立つね」と頭をかいた。
1点を追う六回にも珍プレーがあった。1死一、三塁から、炭谷の遊ゴロの間に三塁走者が生還。同点かと思われたが、高津監督からリクエスト要求があり、一塁走者・パーラのスライディングが守備妨害と判定され併殺。得点が取り消された。
これで巨人は4連敗。4連勝のヤクルトに首位を明け渡した。開幕以降、巨人は東京ドームでの集中開催が続いた。15試合中、神宮での3試合を除いた12試合を空調の効いた快適な本拠地で戦い、首位を快走。それが、外に出た途端、負け出した。あるスコアラーがこう言った。
「初回の亀井と丸のお見合いは、上空の球を見失ったか、あるいは風か。試合開始直後の空は薄暮状態で見にくいことがある。でもドームでは空は見えないし、風も吹かない。東京ドームで続けて試合をしていて急に外に出たことで、暑さ、風、雨などに面食らうことはあるでしょう。巨人でああいうミスは、あまり見ませんから」