独移籍のFC東京・室屋が迷いを断ち切った指揮官のひと言
当の室屋は、海外移籍に関して言葉の壁や食事への不安にも無頓着なタイプ。行きたい国がありますか? と聞いてみても、「特にないです」と素っ気なかった。家族での海外移住になるだろうが「奥さんとも特に相談はしていない」と言っていた。
気負いやプレッシャーとは無縁。いつもマイペースの室屋らしい答えでもあった。
今回、正式なオファーから1週間での移籍成立となったが、これも室屋らしいと言える。
■マイペースな室屋
ドイツ語でのコミュニケーションに関しては「全然っすね」と正直だ。英語については「わりと聞き取れる方だと思うので単語とか並べていればなんとかできるかな〜って感じです。なんとかなるくらいが一番いい」とマイペースぶりは板に付いている。
送り出す長谷川FC監督にしてみれば「もちろん聞いた時には『マジか、この時期に』という思いが一番初めに立ちました」と驚きを隠さない。
橋本に続いて1カ月で2人の日本代表選手がチームを離脱するのだから、いくら補強していたからといっても「痛手」であることに変わりはない。