プロ野球は来季試合増か 観客動員上限緩和先送りで現実味

公開日: 更新日:

「損失を取り返すため、来季の試合数増が改めて検討されるでしょう」

 とは、球界関係者。

■6試合増で3億~6億円

「7月に行われたオーナー会議では、来季の公式戦について従来の143試合制で行うことが確認されている。ただ、これは観客上限の緩和が先送りされる前の段階での決議。議長を務めるDeNAの南場オーナーの言葉を借りれば『仮決め』でしかない。球団が今季の損失を補うためには、選手の数や年俸を減らして支出を抑えるか、試合数を多くして収入を増やすしかない。試合数増については、開幕前の代表者会議で一部球団から議題に上げられている。選手会の合意を得たうえで、仮に2カード6試合増やせば、各球団の主催試合が3試合増える。コロナ禍が終息し、観客数の制限なく満員を動員できれば、それだけで3億~6億円程度の増収が見込めます」

 たとえ数億円であれ収入が増えるに越したことはない、というわけだ。年俸削減か試合増加か。どちらにせよ、選手が大きな負担を強いられるのは間違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…