A.ロッド&ジェニロペ大物カップル メッツ買収失敗の舞台裏
米国では球団の買収が行われる際、地元と関係が深いスポーツ界の元スーパースターや芸能界の超大物が、自らも多額の資金を投じて投資家グループに加わって買収の先頭に立つことがある。
そのはしりとなったのは西部劇のスター、ジーン・オートリー。1961年に地元ロサンゼルスに新設されたエンゼルスの筆頭オーナーとなり、亡くなるまで36年間、その地位にあった。コメディー界に君臨したダニー・ケイも77年に新設されたマリナーズの共同オーナーとして球団の顔を務めた。
2012年のドジャース買収劇ではロサンゼルス・レイカーズに所属したNBAのレジェンド、マジック・ジョンソンがオーナーグループに加わって看板になり、球団経営に積極的に関与している。
17年のマーリンズ買収劇では地元フロリダに居住する元ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーターが60億円(推定)の自己資金を投じて投資家グループに入り、買収を主導。売買成立後は球団の運営責任者に就任した。
実は、この球団オーナーになったスターのリストに、2人の超大物が加わるはずだった。