コロナ禍で収入減…プロ野球に「第二の再編」が押し寄せる
7日、NPBとJリーグによる新型コロナウイルス対策連絡会議が行われ、NPBの斉藤コミッショナーはJリーグと合同で、5000人が上限となっている入場制限緩和の要望書を政府に提出する意向を示した。
12球団の大半は入場料収入が大きな財源となっている。球場の最大収容人数によって違いはあるが、全収入の約6割を占める球団もあるという。
巨人の山口オーナーは、雑誌「文芸春秋」9月号で手記を掲載。5月12日の臨時オーナー会議で楽天の三木谷オーナーが「今回のコロナ禍で球団経営が二、三年で本当に立ち行かなくなる可能性がある。こういう不可抗力にどう対応するのか、選手年俸について真剣に議論すべきだ」と発言したことを明かし、こう記した。
<どうやら、パのオーナーは西武を除いて、無観客での開催を受け入れる代わりに、選手年俸の今季の減額をめざそうと意見をそろえてきた様子だった。球団は営利企業であることを強調し、十二球団が一緒に減俸に取り組むべきだと代わる代わる主張した>
■入場料頼みの限界