巨人澤村放出は“厄介払い”…それでもロッテで復活する根拠
「トラブルメーカーでしたからね。首脳陣も球団も手を焼いていたのは事実。ここ数年、トレードのウワサが絶えませんでした」(巨人OB)
巨人の看板選手のひとりとなりながら、入団2年目の12年に人身事故を起こしたのを皮切りに、14年には六本木のクラブで痛飲した末に一般男性とトラブルを起こして暴行の被害届を出される事態に。それが日本シリーズ進出をかけた阪神とのCS直前の蛮行だっただけに、球団が怒り、呆れたのも当然だった。
「決定的だったのは、17年の施術ミス騒動です。右肩痛の理由が球団トレーナーによるはり治療だと主張し、球団に謝罪を要求。当時の鹿取GMと球団社長が事実と認めて公表、頭を下げた。澤村は被害者だったにもかかわらず、『仲間である球団トレーナーの立場を無視して、いたずらに騒動を大きくした』とチーム内で白い目を向けられ、完全に浮いた存在になってしまったのです。澤村にとっては気の毒な話でしたが、過去のトラブルもあってか、彼をかばう声は少なかった」(前出の球団OB)
にもかかわらず、18年秋には原監督からの先発再転向指令を拒否、そして、昨年4月にはまたぞろ、新宿の歌舞伎町で泥酔した揚げ句、エレベーターに乗り合わせた一般男性の首をつかんで壁に押し付ける暴力トラブルを起こしていた。