豊昇龍智勝は叔父「希代の悪童・朝青龍」譲りの才能を持つ
「とにかく足腰が強く、粘り強い。粗削りながらうまさもある。少なくとも三役は確実でしょう。もう少し体が大きくなれば、さらにその上も目指せるだけの力はある。性格面は、朝青龍ほど激しくない。稽古場では兄弟子に負けて悔し涙を流すなど負けん気が強いものの土俵を出たら普通の若者です。朝青龍のように、土俵外でトラブルを起こす心配はないでしょう。なにせ叔父さんからしょっちゅう連絡があるそうで、特に負けた日は必ずといっていいほど、電話でダメ出しを食らうらしい。本人も『だから、あんまり電話に出たくないんですけどね』と、苦笑いしていた」(ある親方)
叔父さんを教師として、時には反面教師にしながら相撲に励めば、いい力士になれそうだ。
▽豊昇龍智勝(ほうしょうりゅう・ともかつ)
●本名はスガラグチャー・ビャンバスレン
●1999年5月、モンゴル・ウランバートル出身
●186センチ、131キロ
●最高位は現在
●「大鵬の孫」の納谷(現幕下)とは同学年のライバル関係