広島泥沼の借金11…4番鈴木誠也のメジャー流出が加速する

公開日: 更新日:

 2016年からリーグ3連覇を果たした広島。そんな王者の面影はもうない。25日現在、31勝42敗で借金11の5位に沈む。

 それでも、開幕以降は新たな補強を行っていないどころか、21日に新外国人のD・J・ジョンソン(31)を楽天に放出。交換要員を獲得することなく、金銭トレードという形を取った。現場からは「こんなに投手陣が苦しいのに……」と落胆の声も聞こえる。支配下登録選手は12球団最少の66人。巨人がすでに70人の上限に達しているのとは対照的に、4枠を空けたままで戦っている。

 コロナ禍で収入が大幅減となる今季、広島の経営は特にシビアだ。

「今年はとにかくキャッシュの確保が大事。7月以降、借金生活にどっぷりはまり、今や2ケタに膨れ上がっている。2年連続Bクラスの危機だろうが、優勝を諦めたシーズン終盤の補強など無意味とばかりに、年俸6000万円の新外国人D・Jを楽天に売った格好。現場はシラけて当然です」(球界関係者)

 チーム防御率4・56は12球団ワースト2位。こんなに投手陣がボロボロでも、昨季まで投手コーチだった佐々岡真司監督(53)に対する球団の評価は悪くないという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…