著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

ベテランの存在感が薄いからこそ阪神は世代交代ができる

公開日: 更新日:

 今季の阪神タイガースは久しぶりに楽しい。さすがに優勝は無理だろうけど、私は別に優勝だけを望んでいるわけではないので、このまま2位や3位で終わってもどうってことない。むしろ今季はCSがないため、目の前の勝敗に大騒ぎしなくてもいいことが心の安定につながっている。勝敗の行方以上に、各選手の日々の成長と活躍が楽しみでならないのだ。

 野手では大山悠輔近本光司がそうだ。2人とも過去5年のドラフト1位。巨人岡本和真とホームラン王を争う待望の和製大砲が大山なら、近本はかつての赤星憲広を思い起こすスピードスターでありながら、赤星以上のパンチ力を備えるハイブリッド型。この2人は現在の阪神打線に欠かせない中心的なピースとなっており、いずれは不動の3、4番コンビに大化けするかもしれない。

 また、そんな近本と同じ2018年のドラフトで2位指名された小幡竜平が、高卒2年目ながら今やショートのレギュラーに近い存在にまで成長していることも見逃せない。その小幡とショートのポジションを争う木浪聖也も同じ18年のドラフト3位で、昨年からキャプテンを務めるセカンド・糸原健斗も大山と同じ16年ドラフトの5位入団。やはりみんな過去5年の生え抜き選手だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ