偶然か学歴コンプレックスか?高卒コーチを重視した王貞治

公開日: 更新日:

 今年もドラフト会議(25日)が近づいてきた。

 毎年、育成を含めて、高校、大学、社会人の100人前後の選手がプロ野球の道に進む。一般企業なら就職するには学校を卒業することが条件だが、プロ野球界は関係ない。かつて某球団の代表は「入学は問うけど、卒業は問題にしない」と言っていた。単位不足で卒業ができなくても入団OKというわけである。

 野球の能力と勉強はまったく別。だからだろう、ほとんどのプロ野球の選手は学歴にはこだわりも関心もない。

 そんな中、王貞治氏(福岡ソフトバンクホークス会長)が「私も大学を出ていればよかったな」と話していたと聞いた。現役時代ではない。ユニホームを脱いで、世界少年野球大会を主催したり、プロ野球のコミッショナー特別顧問を務めたりするなど、一般企業や団体の要人と接する機会が増えてからである。

 王氏はもともと進学希望だった。それが高校(早実)3年の夏に突然、進路を変更してプロ入りを表明して巨人に入団した。そんな記憶が大卒の社長らと会って蘇ったのかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」