巨人上位候補 天理大148km左腕・森浦&明石商・来田の実力
巨人が天理大の148キロ左腕・森浦大輔投手(4年=天理)と、すでに1位指名を決めている近大・佐藤輝明を抽選で外した場合は、明石商・来田涼斗外野手(3年)を指名候補に入れていることが23日、分かった。
森浦は天理高時代、1年夏からベンチ入り。2年春に甲子園の舞台に立った。天理大では1年春からリーグ戦に登板し、MVPを獲得。全日本大学野球選手権2回戦で16奪三振の完投勝利を挙げ、3年で大学日本代表候補に選ばれた。関西大学ナンバーワン左腕の呼び声が高く、阪神大学野球の秋季リーグ戦は4勝1敗の好成績で有終の美を飾った。175センチ、71キロの細身の体格ながら、球の出どころが見えにくいフォームから繰り出すスライダー、チェンジアップを武器とする。
巨人が密着マークを続けている。ある球団のスカウトがこう言う。
「もともと『2位縛り』(1、2位までならプロ入り。3位以下なら西日本にある社会人入り)の選手でした。それが先日、3位以下でもプロ入りしたいと社会人チームに断りを入れたそうです。巨人は水野さん(巡回投手コーチ=スカウト兼務)などが熱心に見に来ていて、3位以下で指名したい思惑があるんじゃないか。ただし、ソフトバンクなども上位候補に挙げているという情報があるので、2~4位の駆け引きになりそうです」