阪神にスタンドから怒号…球児引退試合で拙守貧打の赤っ恥
伝統の一戦は9年連続の負け越し
この日は、藤川球児(40)の引退試合。9月の引退会見で「頑張っているだけでは巨人を倒せない」「誰がなんと言っても向かっていかなきゃいけない」と巨人に対する並々ならぬライバル心を口にし、後輩に思いを託した大功労者を送り出す試合だ。そんな試合で初回に失策から3失点。打っては巨人5投手の前にたった1安打、スコアボードにゼロを並べた。これで今季の“伝統の一戦”は阪神の8勝16敗。9年連続負け越しだ。
0―4の九回に現役最後のマウンドに上がった藤川は、穏やかな表情で矢野監督からボールを受け取ると、坂本、中島を空振り三振、重信を二飛に打ち取った。
試合後のスピーチでは、「僕が世界で一番尊敬している矢野監督を日本一の監督にさせてあげましょう」と選手、ファンに呼びかけたが、現時点では「日本一」などまったく見えてこない。