練習試合中止続き…沖縄キャンプ球団が実戦不足の痛し痒し
日本ハムの栗山監督が「記憶にない」と嘆いている。第3クールで行う予定だった実戦3試合が全て雨天中止になったからだ。
沖縄でキャンプを行う阪神、中日なども先週末の紅白戦、練習試合が悪天候によって中止に追い込まれた。楽天の石井GM兼監督は14日の日本ハム戦の中止を受け、「(若手の)アピールの場が少なくなってしまうのは残念」と話していた。雨が降れば当然、グラウンドを使った練習もできず、軽めの練習に終始せざるを得ない。
今季はコロナ禍により、新外国人選手の入国がいつになるかは不透明。開幕に間に合わない可能性も十分にある。いわゆる「一軍半」の選手の底上げが不可欠だけに、彼らを実戦で試せないことに各球団は頭を痛めているというわけだ。
ただ、「今年に限っては、致し方ない部分もある」との声もある。
「ソフトバンクのように戦力豊富なチームはまだしも、助っ人を計算しづらいとなると限られた人数でシーズンを戦わなければならない。今年に限っては、いかにケガ人を出さないかということも大事になる」とは、球界OB。