日ハム有原なら「2年10億円」も メジャーFA市場の先発枯渇
今オフ、ポスティングシステムによるメジャー挑戦が確実視されているのが日本ハムの有原航平(28)だ。昨季15勝(8敗)で最多勝を獲得した右腕にはいったい、どれくらいの値が付くのか。
「今年のFA市場は不作。中でも先発はサイ・ヤング賞右腕のバウアー(29)が抜けた存在で、彼に続く投手となるとガクンと力が落ちます。エンゼルスのように先発を何人も入れ替えなければならない球団もあるだけに、先発投手にとってはかなりの売り手市場です」
と、スポーツライターの友成那智氏がこう続ける。
「昨オフ、巨人で最多勝を獲得した山口は2年635万ドル(約6億6000万円)でブルージェイズ入りした。山口が当時すでに32歳だったことを考えると、28歳でメジャー挑戦できるのは大きい。平均防御率が3・74というのは気になりますが、昨季は2・46、今季は3・46と多少、改善されています。ストレートが常時150キロ台中盤をマークするうえ、落差の大きなチェンジアップもある。2年1000万ドル(約10億4000万円)程度の契約は結べると思う」
有原は早大在学中からメジャー志向があったといわれるから、ようやく念願がかないそうだ。