五輪“不参加国”ロシアのワクチンは開催の救世主になるか

公開日: 更新日:

「コロナ感染を100%抑え込む策がない以上、五輪がワクチン頼みになることは分かっていたはずです。我々も、米ファイザー製や英アストラゼネカ製の効力や副反応について情報を集め、日々勉強している。そこで知ったのは、中国製のワクチンは安全性が確認できていないが、ロシア製の『スプートニクV』は意外に専門家の評価が高いことです。当初は臨床試験が問題視されたが、英国の医学誌で90%以上の効果が確認されたという報道も見ました。ロシアは先日、国内で3種類目のワクチンを承認。これまで以上に海外供給に力を入れるという。日本でも、ぜひ特例承認して欲しい」

 ロシアといえば、データ改ざんなど、組織的なドーピング不正で、東京五輪や来年の北京冬季五輪などに代表選手を派遣できず、違反歴や疑惑のない選手だけ個人資格で出場が認められる。

 ドーピング違反で五輪に参加できないロシアのワクチンが、東京五輪の救世主になるとすれば皮肉な話である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  5. 5

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  2. 7

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 8

    芳根京子《昭和新婚ラブコメ》はトップクラスの高評価!「話題性」「考察」なしの“スローなドラマ”が人気の背景

  4. 9

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 10

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ