G梶谷はFA加入の重圧を“瞑想力”で跳ね返す ベイ時代に導入
「故障や右肩の手術で思うようなプレーができなかった2018年から19年にかけて二軍暮らしが続いたことで、ここ数年、メンタルトレーニングに力を入れていた。周囲の雑音を気にしないで済む考え方やプレッシャーに負けない精神力もそう。トレーニングだけでなく、心療内科のようなところにも通って自分と向き合っていた。DeNAのチームメートが『そこまでするか』と驚くほどでした。たどり着いたのが『瞑想』だったそうです。その甲斐あって昨年は打率2位と復活。今でも継続しているでしょう」
梶谷は「瞑想はたくさん取り入れました。朝にやることによって自分の行動、今日一日をどう過ごすか明確にすることで、自分と会話をする。行動が変わるという感覚」と話していて、一種のルーティンとしているようだ。
これまで巨人にFA移籍した大物は、重圧に押し潰され、実力を発揮できないことが多かった。「瞑想」という武器を手に入れた梶谷は、古巣との開幕カードで2勝1分けスタートに貢献。チームの輪に加わることに成功した。