G救援陣は崩壊寸前…“全権監督”許す投手コーチの体たらく
25日からセの球団が苦手とするパとの交流戦が始まる。巨人は楽天(パ2位)、2年続けて日本シリーズ4連敗(8連敗)を喫しているソフトバンク(同1位)の上位勢との戦いから滑り出す。ソフトバンクのチーム打率は12球団トップの.264。前出の山崎氏が続ける。
「通常の戦いより投手陣、特にリリーフ陣は疲弊しそうです。気になるのは原監督ら首脳陣と投手陣の信頼関係です。抑えのデラロサにしても、復帰後はまともに1イニングを投げさせてもらっていないし、今はワンポイント投手のようになっている。クローザーのプライドはズタズタでしょう。しっかり話し合って納得させているのか。今のリリーフ陣は肉体的にも精神的にも苦しい戦いを強いられている。原監督はここのところ『左打者には左投手』といった『1人1殺』のリリーフ起用でしのぐケースが目立ちますが、あまり感心しません。両者の力関係をしっかり把握できていれば、1イニングを任せられる投手はいるはず。バタバタしている印象でチームが落ち着きません」
ベンチには宮本投手チーフコーチや桑田同補佐がいるが、「全権監督」は止められそうにない。