プロ野球交流戦にも東京五輪の弊害…中断期間に試合組めず
「それができないのは日程の問題があるからです。今年は東京五輪開催に合わせ、3週間の中断期間(7月19日~8月12日)が設けられていますから」とは、放送関係者。
「交流戦期間は予備日を含め、お尻が6月17日までと決まっている。延期試合が増え、予備日だけで消化できなければ、後半戦に回さなければいけない。しかし、広島など複数球団は、すでに多くの試合が延期となっている。(阪神9試合、広島7試合など)シーズン終盤が超過密日程になりかねない。球界では『東京五輪の中断期間中に試合をやるべき』との意見もあるが、五輪に全面協力するという方針を掲げた以上、簡単にはいかないのです」
五輪が中止になれば、開幕が6月に延期された昨季と同様、中断期間に試合を組むことができる。広島も無理をする必要はなくなる。五輪の中止決定を待ち望んでいるプロ野球関係者は意外と多いのだ。