首位阪神を“広島クラスター”直撃 交流戦まで5日間試合なし
首位阪神がコロナクラスターに巻き込まれた。
広島に新たに鈴木誠、長野ら計11人の新型コロナウイルスの陽性者が出た影響で、21~23日にマツダスタジアムで行われる予定だった広島3連戦が延期となったのだ。
広島入りしていた阪神ナインは21日、マツダスタジアムで練習を行った。阪神・矢野燿大監督(52)は「どこに(感染者が)出てもおかしくない状況。(広島は)すごく大変だと思う」と広島を気遣った。
とはいえ、20日のヤクルト戦も雨天中止になったため、セ・パ交流戦がスタートする来週25日のロッテ戦まで5日間も試合がない。実戦感覚を維持するため、ドラフト1位ルーキーの佐藤輝とロハス・ジュニアを二軍戦に出場させると明言。さる阪神OBは「矢野監督としては、28勝12敗2分けで2位巨人と4.5ゲーム差をつけている勢いが止まってしまうのが何より怖い。CSファイナルステージの前に、優勝チームの試合間隔が空いてしまう弊害が議論されるように、5日間のブランクというのは短いようで長い」と指摘する。