バッハ発言が大炎上!子供たちが五輪で「犠牲」を被る危険
「五輪開催のためには、我々はいくつかの犠牲を払わなければいけない」
国際オリンピック委員会(IOC)バッハ会長の22日の発言が大炎上している。コーツ調整委員長が緊急事態宣言下でも東京五輪を開催すると言うのだから、強行開催への強い意志がうかがえる。
そんな中、開催国である日本は世界に比べて後れを取る新型コロナウイルスのワクチン接種のスピードアップに躍起。24日には大規模接種が東京と大阪で始まった。菅首相が東京の会場を自ら視察。五輪開幕までにひとりでも多くの国民にワクチンを打たせなければ、という焦りの表れだろうか。
6月1日には五輪出場選手への優先接種が始まる。選手を含む大会関係者へ毎日行うPCR検査や隔離措置以外、来日する海外メディアへの行動制限といった水際対策で感染拡大を防ぐつもりだが、大きな「穴」が存在する。ワクチン接種の対象外になる15歳以下の子供たちのことだ。
現在、日本で承認されているファイザー製は16歳以上、モデルナ製とアストラゼネカ製(接種は当面見送り)は18歳以上が接種可能。つまり現状のままでは15歳以下は「丸腰」で五輪を迎えることになる。