新型コロナウイルスへの感染は競技中のケガとは扱いが違うのか。
「競技中のケガは『危険の引き受け』という分類になり、まったく別です。誰が感染することを前提に来日するのでしょうか。仮に日本でコロナに感染した場合、ケガなどのように『自己責任』とされることは考えにくい。裁判となれば組織委はかなり不利になります。ただ、現代になってからこのような前例がまだないので請求される金額などは未知数です」(前出の弁護士)
例えば選手村でクラスターが発生した場合、組織委はとんでもない額の補償を余儀なくされる可能性もある。それを補填するのは結果として税金だろう。我々は多額のツケを払わされるかもしれないのだ。