日本人を“奴隷扱い”したIOC 日本政府はなぜ抗議しないのか
また、そこに降って湧いたのが、内閣官房参与だった高橋洋一氏の発言だ。現在の感染状況を「さざ波」と表現し、緊急事態宣言を「欧米から見れば屁みたいなもの」と小バカにしたような発言をして非難を浴び、辞職した。
確かにデータでいえば昨年の日本のがんやその他の病気などの死者数は138万人で、コロナの累計死者数は1万2000人と圧倒的に少なく、さほど恐ろしい病気とは言いきれないと私も思っていた。が、奴隷扱いをされた以上、コロナのあるないにかかわらず、IOCに従ってオリンピックを開催することには断固反対だ。飲食店の人たちが時短や酒類の提供ができずに本当に困っているのに、政府がオリンピックをやろうとしていることにも「バカヤロー!」と言いたい。
まるでヒトラーのような横暴な発言を重ねるバッハ氏らには、断じて従わない日本でありたい。そのためには、みな次の選挙に行って民意を示すべきだ。