巨人は今村好投も中川打たれ…病み上がり菅野の負担減らず
「今のローテは今村と戸郷以外は、どこかを痛めているか、不安がある投手ばかり。サンチェスは右肩、高橋は前回登板で左脚に違和感を訴え、メルセデスは左肘の手術明け。菅野も右肘に不安を抱えている。それでも、宮本コーチは『中4日、中5日ということも出てくる。とにかくいい投手をつぎ込んでいく』と号令をかけた。だから、今村がローテに戻らないと大変なことになる」
原監督はかねて、前半戦の最終戦となる来月14日のヤクルト戦を一区切りにし、ラストスパートをかけるとしている。
「先発だけじゃなく、抑えのデラロサが離脱しているリリーフ陣も苦しい。首脳陣は明らかに登板過多になっている中川、高梨らリリーフ陣の負担軽減に頭を悩ませている。この日は案の定、中川が八回に4安打を集中されて3失点。リリーフ陣が不安なのに、今村までダメだったら、間もなく契約を結ぶ見込みの山口俊の加入を待つしかないところでした。できれば“病み上がり”の菅野に中4日や中5日を強要したくありませんから」(前出の関係者)
今村は良くても、絶対的セットアッパーの中川がやられた。いずれ菅野にも、しわ寄せがきそうである。