著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂なおみの全仏OP棄権の裏で進むテニス界の「地殻変動」

公開日: 更新日:

 選手はテニスの発展に協力する立場にある。しかし、だからといって、会見に出るべきだという単純な話でもない。

■古い革袋を捨てて

〈コロナとの闘い〉は必ずしもコロナ前に戻すことではない。この際、大坂の行動に便乗し、古い革袋を捨ててしまえという考え、“流れ”があり、それが間違いとは言い切れない。ただし、コロナ前の構造を否定して“200億円”を維持できる保証はない。

 大坂なおみは「無知は怒りを呼び、変化は人を不快にする」とラップのようなメッセージを流した。彼女がそれほど深く考えて行動したとは思わない。ウィンブルドンは休んで、何もなかったような顔でオリンピックに来ればいい。彼女はチャンピオンだし、少なくともテニス記者は時代変化を見てきた。文句を言うやぼなヤツなどいない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室佳代さんは眞子さんを「配偶者」と呼び、秋篠宮さまは圭さんを「夫の方」と呼ばれ…自伝本が深めたミゾ

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 4

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 5

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  1. 6

    小室圭さん母・佳代さん まさかの「自伝本」出版に宮内庁が困惑…“魂の訴え”で秋篠宮家にまた逆風か

  2. 7

    三田寛子はアイドルから“梨園の妻の鑑”に華麗なる転身も…夫の不倫癖で扇千景さんの境地になれない

  3. 8

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  5. 10

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声