五輪無観客開催に海外メディアから酷評の嵐「政府の失敗」「中止すべき」

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 海外メディアが東京五輪パラリンピックで都内などの会場を無観客とする決定を酷評している。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は「無観客開催の発表は、観客を入れて安全に五輪を行えるよう早期にワクチン接種を開始しなかった政府の失敗を浮き彫りにしている」と指摘。無観客開催は日本政府の失敗だと断言した。

 米CNNは発表を受け、開催そのものを疑問視。「日本の人々にとって残念な結果となったかもしれないが、日本は五輪を中止すべきだった」とするジョージ・ワシントン大学のジョナサン・ライナー教授の見解を伝えた。

 英BBC放送(電子版)は「準備に250億ドルを費やしたが、せっかくつくったスタジアムは空っぽになるし、国内外の観光客が使うはずだったお金やチケット収入もなくなった」と報じた。

 仏公共ラジオ「ラジオ・フランス」電子版は、「ギロチンの刃が落ちた」と表現したうえで、「『五輪延期』という昨年3月の前例のない決断とともに始まったサスペンスの終わりだ」と切り捨てた。

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