阪神矢野監督のメンタルを危惧するOBの声 気遣う球団、オーナー取材の調整も二転三転
前半戦最終戦となった14日のDeNA戦に敗れたものの、13年ぶりの前半戦首位ターンとなった阪神。2位巨人とは2ゲーム差と、後半戦も厳しい戦いが続く。
「毎年恒例となっていた前半戦総括のオーナー取材が中止と決行で二転三転したと聞きました。この1週間は勝ち負け次第で巨人にひっくり返される可能性がありましたから。前日の13日に前半戦首位が確定したことでオーナーも取材に応じやすくなったのでしょうが、球団トップの言葉は重く、時に波紋を呼ぶ。それだけ矢野監督のことを気遣っているのです」(阪神OB)
開幕からの独走で16年ぶりの優勝機運が高まっているものの、2位巨人が交流戦終了時の7ゲーム差から急接近。好調だった打線が機能しないこともあり、ファンによる矢野采配への批判の声が目立ち始めた。前出のOBは、「矢野監督のメンタルを危惧する声もある」と、こう続ける。
■激高、号泣、苦悩…
「感情の起伏が激しく、情緒不安定になっているように感じるのは確か。ヤクルト戦でのサイン盗み疑惑で『ボケ!』と激高したかと思えば、先日のDeNA戦ではサヨナラ勝ちに号泣。得点力の低下や勝ちパターンの救援投手が固定できない苦悩を吐露することもあるかと思えば、巨人の追い上げについて『最後に勝てばいい』と自信満々に語気を強めたこともある。巨人がグイグイ迫るだけでなく、2.5ゲーム差につける3位ヤクルトも不気味。追われる立場として精神的な負担はかなり大きいですからね」