中島啓太が5人目の快挙 高い目標を持つアマのツアーVはもはや驚きではない
私の学生時代も、日本アマタイトルを取り、ツアーのオープン競技に出場して、世界で戦うという道筋がありました。
「アジアアマ」は大学2年と4年の時に出場。2回目の第9回大会(1979年)は中部銀次郎さん、内藤正幸さん、湯原信光と出場して個人、団体とも優勝。その時の経験はプロになって役立ちました。
いま、松山英樹、金谷拓実から中島へと、アマチュアがいい流れを切らさずにいます。もうアマチュアのツアー優勝は驚きではありません。アマチュアで活躍する大学生はいずれ米ツアーで戦うという志を持ち、そのために何が必要なのかわかっているのです。
中島は今年の全米アマ初日に80と崩れて予選落ち。その時の悔しさ、焦りもあったはずです。それも今回結果を残したことで吹っ切ることができ、いろんな意味で今後のスケジュールが立てやすくなって、いい方向に向かっていくと思います。
同時にゴルフ界の若手にいい刺激を与えたのは間違いありません。
■畑岡奈紗が5勝目