巨人“代役4番”丸が走攻守で牽引! ファイナルSで「逆ポストシーズン男」返上なるか
3位巨人が7日のCSファーストステージ(S)で2位阪神に2連勝。6年ぶりにリーグ優勝したヤクルトと対決するファイナルS進出を決めた。
2点を先取された巨人は三回、1点を返してなおも2死満塁から、欠場した岡本和真に代わって4番に入る丸佳浩(32)が、今季セ・リーグ最多勝と最高勝率の先発右腕・青柳晃洋から右前へ逆転の2点適時打を放った。
「2死満塁だったし、シンプルに打ちにいくことしか考えていなかった。一球で仕留めることができた」とうなずけば、3―2の八回無死一塁から「もう1点欲しい場面で自分の仕事ができた」と意表を突くセーフティーバントを決め、貴重な追加点につなげた。
守っては1点リードの四回1死一塁から、近本光司が放った中前への安打性の打球を倒れ込みながらスーパーキャッチ。ダメ押しとなった八回のウィーラーの中飛の際には、二塁走者として判断が難しいタッチアップを成功させ、テレビ解説の宮本慎也氏をうならせた。ミスから自滅した阪神とは対照的に、走攻守で丸が躍動した。
これまでは「逆ポストシーズン男」と揶揄されていた。さる球界関係者がこう言う。