巨人1位・翁田に“絶対即戦力”の重圧…期待の新人が「第3次原政権」進退に影響を及ぼす可能性
巨人が8日、「読売巨人軍2021シーズン感謝祭in国技館」を両国国技館で行い、新入団選手を発表した。
初めて背番号「15」のユニホーム姿を披露したドラフト1位・翁田大勢投手(22=関西国際大)は「(登録名の)大勢のファンの方を魅了できる選手になりたい」と緊張した表情で答えた。
さるチーム関係者がこう言う。
「左投手は中川、高梨、大江といるのに、今年は右の横手系が1人もいなかった。そのため、原監督の強い要望で、今秋のドラフトでは右の変則系投手の指名は必須だった。翁田だけじゃなく、下位指名でも社会人の横手投手をリストアップしていましたから。翁田は外れ1位指名だけど、原監督の期待度はかなり高そうです」
9日に交渉が解禁となるFA戦線で、中日から宣言した横手投げの又吉の獲得に巨人が乗り出さないのも、「ドラ1でイキのいい翁田が取れたから」という関係者もいるほどだ。
今年が3年契約最終年だった原辰徳監督(63)は、来年から再び3年契約を結び直した。前出の関係者は「借金1の3位に終わった今季のように、来季も再び惨敗を喫した場合は、自ら身を引く可能性が高いとの見方があります。阪神の矢野監督や広島の佐々岡監督のような単年より3年契約の方が球団の信頼度が伝わるし、その上で自ら辞める形を取った方が見栄えがいい。つまり『3年』はあってないようなもの。球団の強い意向で引き受けたとはいえ、原監督はもともと、『今回(第3次政権)は長くはやらない』と周囲に語っていましたしね」と証言する。