“ぼったくり男爵”2030年冬季五輪候補地「札幌」ベタ褒めの魂胆とIOCのお寒い事情

公開日: 更新日:

 北海道在住のスポーツライター・高野祐太氏がこう言う。

「欧州を中心に五輪招致に名乗りを上げる国や都市は減少傾向にあります。費用対効果を考慮すれば、巨額な血税を投じるメリットの少ないことが大きな理由でしょう。今夏の東京五輪では、ただでさえ開催延期で経費が増大した上に、高級ホテルに宿泊するなどIОC役員のVIP待遇には批判が高まりました。自国開催の五輪で問題を目の当たりにしただけに、札幌市には東京の二の舞いだけは避けてほしいものです。他に手を挙げている都市がないのであれば、IОCにも開催費用負担のリスクを引き受けてもらうなど、開催契約の根本的な見直しを俎上に載せるくらいの思い切った交渉が求められるのではないでしょうか」

 こちらが、ぼったくり男爵の足元を見た方がよさそうなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇