阪神の戦力補強に“異変”…ロハスJr.とアルカンタラに期待する「2年目の正直」
今のところだが、阪神の戦力補強がいつになくおとなしい。昨年の絶対的クローザー・スアレスと20本塁打を放った主砲・サンズが退団したにもかかわらず、FAやトレード戦線は音沙汰なしで、新外国人についてもMLBでの実績が乏しい未知数の投手2人(ケラーとウィルカーソン)を獲得しただけである。
昨年は前年に韓国で打撃2冠王に輝いたロハス・ジュニアと、同じく前年の韓国20勝右腕であるラウル・アルカンタラを獲得し、さらに推定年俸2億1000万円の大枚をはたいて日米通算95勝左腕のチェン・ウェインも獲得。その前年はMLBで20本塁打以上を3度記録している新外国人大砲・ボーアが目玉で、その前年はオリックスからFAした西勇輝の獲得が大きな注目を集めた。
そもそも阪神は以前からFA補強や大物外国人選手の獲得には積極的な球団だったが、今年は鳴りを潜めている。一部報道によると、サンズに代わる新外国人大砲を今も調査中とのことだが、このコロナ禍で難航しているという。確かに今後の来日手続きなども含めて考えると、このご時世ではなかなか厳しそうだ。