フィギュア団体で初メダルも個人戦は惨敗必至…日本女子の再建の秘策は“ロシア女帝”頼み
史上初の表彰台も彼我の実力差が改めて浮き彫りになった。
フィギュアスケートの団体最終日は上位5チームによるペアとアイスダンス、女子フリーが行われ、日本は順位点の合計63点で3位となり、初の銅メダルを獲得した。
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今回は宇野昌磨(24)がSPで自己最高の105.46点で2位、鍵山優真(18)がフリーで史上3人目の200点超え(208.94)の首位と男子が健闘。その一方で女子は樋口新葉(21)がSPで74.73点、坂本花織(21)がフリーで148.66点。ともに2位に入ったが、2種目ともSP90.18点、フリー178.92点で首位のカミラ・ワリエワ(15)に大差をつけられた。
女子シングルはワリエワを筆頭にロシア勢3人の表彰台独占が有力。日本勢3人は6位までの入賞争いが現実的な目標となる。日本女子は2010年バンクーバー大会で銀メダル獲得の浅田真央を最後に、3大会連続メダルなしに終わりそうだ。
トゥトベリーゼ氏は情け容赦のないスパルタ
選手層の厚さから、しばらくはロシアの独壇場になりかねない。ならば、いっそのこと低迷する日本女子の強化をライバルのロシアに委ねるのも選択肢の一つではないか。
ロシアフィギュア界には名コーチで女帝のエテリ・トゥトベリーゼ氏(47)が、ワリエワの他、平昌大会金のザギトワ、銀のメドベージェワら多くのトップスケーターを育成した。トゥトベリーゼ氏は情け容赦のないスパルタで有名だ。技術指導はもちろん、体形を維持するための栄養管理まで徹底して行っている。
日本女子の再建を図るには有望なジュニアスケーターを女帝に預けるしかないか。