ワリエワ以上の注目度? 女性コーチ・トゥトベリーゼ氏の冷徹ぶりに「まるで月影先生」の声
<ドーピングは論外として、ワリエワは日本で言えばまだ中学生。世界から疑惑の目が向けられる中で演技するのは相当な重圧だったに違いない>
<コーチなら、ただ黙って迎えてもよかったのではないか>
ネット上で、こんな声が見られるのも無理はないだろう。
IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長も会見で、「一見すると、冷ややかな対応があった。彼女(ワリエワ)を慰めたり、助けようとする行動ではなく、冷ややかな雰囲気を感じた。こんなにも冷たい態度を取れるのかと考えた」と批判していたトゥトベリーゼコーチ。2018年の平昌オリンピックのフィギュアスケート女子シングルで金メダルに輝いたアリーナ・ザギトワ(19)や、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(22)ら多くのトップスケーターを育成するなど敏腕で知られ、ロシアスポーツ省から表彰された経験もあるという。
「指導方法は熱血漢そのもの。選手と一緒に氷上を滑りながら、身振り手振りで指示を出し、理詰めで選手に迫る。その風貌と振る舞いを見た日本メディアの一部記者からは、『まるで月影先生みたいだ』なんて冗談が飛んでいました」(スポーツ紙記者)