札幌五輪招致「賛成過半数」はアリバイ作り…自ら率先してIOCのカモになる愚
まったく懲りていない。
札幌市が16日、2030年冬季五輪の招致に関して、開催の賛否を道民・市民に聞いた意向調査結果を公表。郵送、インターネット、街頭のアンケートすべてで「賛成」「どちらかといえば賛成」が過半数を占めたという。
秋元克広市長は「多くの市民、道民の方に自分事として考えていただいた結果、全ての調査で一定の支持を得た」とコメント。JOC(日本オリンピック委員会)の山下泰裕会長も「過半数が賛成を示してくださったことは非常に心強い」と喜んだ。
道民のお墨付きを得たと言わんばかりだが、調査人数は1万7500人。これは北海道の全人口520万人のわずか0.3%に過ぎない。統計学上は必要十分だとしても、「昨年4月に北海道新聞が札幌市民を対象に行った調査では、招致反対が50%で賛成の48%を上回った。かねてアンケートを行うとしていた札幌市が調査の実施を北京五輪閉幕後のこの3月に設定したのは、少しでも五輪の熱を利用したかったからでしょう」とは地元メディア関係者。
スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏も憤る。