日本ハム古川侑利は“新庄再生工場”第1号なるか…トライアウト→OP戦防御率0.00→支配下に

公開日: 更新日:

「またNPBのマウンドで投げられる喜びを感じながら、頑張っていきたい」

 こう意気込むのは、20日に育成から支配下登録された日本ハム古川侑利(26)だ。2019年のシーズン中に楽天から巨人にトレード移籍するも、2年半で一軍登板は9試合のみ。自由契約の身で臨んだ昨秋のトライアウトで拾われた右腕が改めて再起を誓った。

「トライアウトで初めて古川君を見た時、『なぜこの場所にいるんだ』と。もうその時点で取るって決めて……」とは、新庄剛志監督(50)。一目惚れから始まり、これまでも「気になって仕方がない」と言っていた。

「実際、新庄監督が古川に目をかけているのは間違いありません。トライアウトの直後に感想を聞かれて、あえて古川の名前を出さなかったのは、本気で獲得するつもりだったからです。育成契約を結んだばかりの選手は通常、二軍で様子を見るものなのに、古川は一軍でキャンプをスタート。2月の練習試合では早い段階から出番をもらっている。それもこれも新庄監督の意向が働いたと聞いています。選手は『横一線』ではありますが、特に期待されている選手なのです」(球団OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…