中日が狙うは巨人に開幕3連勝! 立浪監督「勝負事はケンカ」前面に対決姿勢ハッキリ
巨人が開幕カードで対戦する中日は、「昨年までとは別のチームになっています」と言うのはセ球団のスコアラー。
立浪和義監督(52)が就任して、「チームの雰囲気は一変した。星野中日時代の殺伐としたムードとは言わないまでも、選手からもベンチからも常に緊張感が漂っている。オープン戦のチーム防御率は2.88、チーム打率は.220。投高打低は相変わらずですが、打者の振りの鋭さ、追い込まれてからのしつこさ、粘り強さは明らかに増しています」と言うのだ。
就任以来、「ヘラヘラしている選手は外す」と厳しさを前面に出している立浪監督は、「シーズンに入ったら勝負事はケンカ」と言い、相手チームの選手と試合前に談笑することも禁じているとか。現役時代に薫陶を受けた星野仙一元監督の方針を踏襲し、当然、巨人には対決姿勢を鮮明にしている。今季初対決となった15日からのオープン戦2連戦(1勝1敗)では「今年の中日は手ごわいなと思わせる」と先発3本柱の小笠原やリリーフの中心となるロドリゲス、R・マルティネスを惜しげもなく投入した。
開幕3連戦には左腕エースの大野、勢いのある4年目の勝野、右腕エースの柳をぶつける。開幕戦では巨人先発の菅野と相性のいい(通算打率.313)、44歳の福留をNPB史上最年長記録となる開幕スタメンで起用することも決めた。