日ハムドラ1右腕・達孝太が上々の二軍戦デビュー!強心臓ぶり発揮しビックボスもニンマリ
「もっとボコボコに打たれると思ったけど……」
10日、日本ハムの二軍戦でプロ初登板を果たしたドラフト1位右腕の達孝太(18・天理)はこう言って汗をぬぐった。
1点リードの八回に4番手として登板し、1回無安打無失点。自己最速を1キロ更新する150キロをマークする上々のデビューとなった。実戦は昨夏の県予選以来だったが、「緊張はまったくなかった」と言ってのけた。
達は投球技術向上のために高校時代から1冊1万円の解剖学の専門書を愛読。初登板では学びがあったようで、打者3人に8本のファウルを打たれたが、「高校時代ならファウルは嫌だなという印象でした。でも、プロに入ってからは空振り以上の価値があると思えるようになった。カウントを積み重ねていけるのはとても良いこと」と話した。
多田野投手コーチは「課題を見つけてほしかったけど、見つからなかった。ふんぞり返らなければいいですね」とした上で、「精神力が強い。『ボコボコに……』というのは記者さん向けのコメントですよ(笑)。登板前も堂々としていて、高卒とは思えません」と舌を巻いた。
新庄剛志監督(50)は開幕投手について、「本当は達君でいきたかった」と話すなど、大きな期待を寄せている。デビュー戦で早速、強心臓ぶりを発揮したドラ1新人にビッグボスも目を細めているに違いない。