大谷翔平3試合ぶりマルチも次なる試練…新生ガーディアンズの右腕4人は“魔球使い”
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間25日のオリオールズ戦に「1番・DH」で出場し、4打数2安打2得点。同点の七回、右前打を放つと、八回には中前打で3試合ぶりのマルチを記録した。
■3戦ぶりマルチ
今季最長20連戦中のエ軍は、26日からガーディアンズ(インディアンスから改称)と4連戦。大谷は昨季までガ軍投手陣に対し、63打数20安打の打率.318、7本塁打、14打点。相性は悪くないものの、相手投手陣にはくせ者が揃う。
先発は初戦から2020年のサイ・ヤング賞ビーバー(大谷とは10打数2安打、0本塁打、4三振)、マッケンジー(同3打数無安打、3三振)、プリーサック(同4打数2安打、1本塁打、1打点)、クワントリル(同2打数1安打、1三振)と続く。この4人の右腕はいずれも魔球の使い手として知られ、ビーバーのナックルカーブ、マッケンジーのカーブ、プリーサックの高速スライダー、クワントリルのカットボールは、それぞれ一級品と評される。
この4人に対し、大谷は唯一、プリーサックから昨年5月に一発を放っているが、甘く入った直球を捉えたもの。各投手の魔球は攻略しきれず、昨年8月にはマッケンジーの落差が大きいカーブに3打席連続でバットが空を切った。