10.19Wヘッダー2試合目の先発・高柳出己はビールを引っ掛けて勝利投手になったことも
近鉄は六回、ベン・オグリビーの適時打で同点に追い付いた。
前年の1987年から近鉄でプレーしたオグリビーはメジャー通算235本塁打、ブルワーズ時代の80年には41本塁打でタイトルを獲得したバリバリのメジャーリーガー。パナマ出身で、母国では「英雄」と言われていたそうだ。ビザの更新は通常、本人が大使館に出向いて申請、発給されるが、オグリビーのケースは違った。パナマ大使館の職員がわざわざ球場に来てオグリビーに敬意を払い、その場で発給された。
そのオグリビーとあるとき、藤井寺球場の風呂場で一緒になった。 (つづく)