大谷翔平が決め球スプリット“封印”の思惑 奪三振ショーは熾烈なシーズン終盤まで温存

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 二刀流に球威が戻った。

 エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間19日のレンジャーズ戦に今季7度目のリアル二刀流で出場。投げては6回を6安打2失点7奪三振と好投しながら、今季4勝目(2敗)を逃し、打ってはレ軍投手陣を攻略しきれず5打数無安打に終わった。

■今季最速162キロ、キャリアハイの平均球速159キロ

 白星こそ手にできなかったが、前回(12日)のレイズ戦で突然、低下した球威の不安を払拭した。直球の最速は162キロで、160キロ超えを記録したのは8球。決め球のスプリットはわずか1球で、キャリアハイとなる平均球速158.7キロの直球とカーブ、スライダーの組み立てで3戦連続クオリティースタートと、先発として最低限の役割を果たした。

 大谷は100マイル(約160キロ)超え連発について「特に何かを変えていたわけではないですけど。強度に慣れてきたっていうのはあるかと思います」と説明。スプリット封印に関しては「投げないほうが良さそうだなという。逆にそんなリスク負わなくてもいいのかなとは思うので。十分に真っすぐとスライダーとカーブでいけるんじゃないかという感じはありました」と明かした。

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