首位独走ヤクルトに立ちはだかる記録的酷暑…7、8月の屋外試合は「巨人の3倍」
■球宴までの18試合でどれだけ貯金増やせるか
「今年はヤクルトの底力が問われます」とは、球界OB。
「昨季はコロナの特別ルールで9イニング制となった上に、東京五輪開催に伴い7月19日~8月12日まで公式戦が中断された。昨季の優勝は高津監督の手腕が大きいにせよ、この特別ルールが巨人、阪神よりも手薄な戦力を補う後押しになったともいえる。今季はコロナ前と同じ日程に戻り、夏場は特に投手の疲労が蓄積しやすい。選手個々の体力や精神力はもちろん、首脳陣の管理、起用も重要になります」
その点、ヤクルトは中7日など余裕を持った先発ローテを組み、中継ぎ投手には状況に応じて休養日を設けている。
「移動日の試合は野手の試合前練習の時間を短縮するなど、いろいろ手を打っているようです。ひとまず球宴ブレイクまでの18試合でどれだけ貯金を積み重ねられるかでしょう。2位以下と大差がつけばつくほど、ライバル球団がCS進出を見据えて2位狙いに切り替えるわけですから」
とは、前出OBだ。