カブス鈴木誠也がケガの後に強い秘密 復帰後2試合連続本塁打の6号2ラン

公開日: 更新日:

 この年は打率.300、26本塁打で終了。鈴木によれば、あり余った時間を使い、リハビリと平行して上半身を徹底的に鍛え上げ、セの投手の映像を見まくったという。

広島時代はスコアラー室に長時間こもね緻密さ

 こうして翌年に備えた結果、18年は打率.320、30本塁打。19年は.335で自身初の首位打者に輝くなど成績が飛躍的にアップした。古巣・広島関係者がこう言った。

「誠也は投手の球を反応で打っているように見られがちだった。実際、『データが全てじゃない。打席で感じる感覚も大事』と言いつつ、『でも確率を上げるために、データは頭に入れないとダメ。何も準備をしないで試合に臨むのは、丸裸で戦場に行くようなもの』と実はデータや映像の情報を大事にしていて、スコアラー室にこもる時間の長い選手だった。先輩の丸(現巨人)に倣い、試合中に相手の情報をノートに書き込んだり。『神ってる』といわれ、豪快なイメージがあるけど、実は緻密な選手なんです」

 今年3月半ばにカブスへの移籍が決まり、バタバタのまま4月の開幕を迎えた。相手を研究する時間はほぼ皆無だった。米球界関係者がこう明かす。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動