広島・秋山翔吾が一軍合流即2安打 「安打製造機」復活で球団が弾くソロバン
救世主となれるか。
パドレス傘下3Aエルパソから移籍した広島の秋山翔吾(34)が8日、一軍に登録されると、敵地での中日戦に「3番・左翼」で即スタメン出場を果たした。日本での一軍公式戦は、西武時代の2019年10月13日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)のソフトバンク戦以来、999日ぶりだった。
3点を追う三回に見せ場が訪れた。2死一、二塁から中日先発松葉の141キロの直球を中前に運ぶ適時打で、移籍後初安打初打点をマーク。先頭の六回にも松葉のカーブをとらえて右前打。4打数2安打1打点の上々デビューとなった。
秋山が合流する試合前まで広島のチーム打率はリーグ2位の.254。それでも得点はトップのヤクルトの370から大きく離された299(同3位)。打線のつながりの悪さによる得点力不足が課題となっていた。佐々岡監督には、この日のようにポイントゲッターとして、走力を生かした切り込み隊長の役割も期待されている。
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