<34>フェンシング代表「観光合宿」報道に一家言 アスリートにも息抜きは絶対必要
週刊誌で報じられたフェンシング日本代表の「観光合宿」問題。まず思ったのは、合宿にリフレッシュは必要だということだ。
合宿中にずっと遊んでいたり、沖縄の街でナンパしてたりしていたら問題だが、練習はしっかりやったうえでの息抜きはむしろプラス。オンとオフをしっかりつけた方がいいと思う。
私の現役時代、普段の練習では完全オフの日は週1回。普段の練習より内容がハードになる合宿になると、3日間ガッツリ練習して完全オフ、2日間追い込んでまた休日……と中身が濃くなる分、休みもしっかり取るスケジュールだった。オフの日に気分転換するのは大事だと思う。
特に、団体戦のある競技であれば、一緒に過ごすことでコミュニケーションを取ってチームワークを養うこともできる。ただ黙々と練習だけしていればいいというわけじゃない。
スピードスケートの場合、私たちの時代の長期合宿は寒い地域ばかりだったが、最近は宮崎など暖かい地域での合宿もやっているようだ。選手たちはオフにサイクリングをしたり、海をバックに自撮りしたりした写真をSNSにアップしているのをよく見かける。