13失点大惨敗の巨人に限らず阪神もCS出場資格なし! チグハグな采配にエラー合戦のお粗末ぶり
最後の打者が空振り三振に倒れた瞬間、巨人の原監督はクルリとグラウンドに背を向けると、あっという間に三塁側ベンチから姿を消した。
■13失点の大惨敗
0-13の大惨敗を喫した13日の阪神戦。指揮官は試合中から怒り心頭だった。「6番・一塁」でスタメン出場した中田が二回に適時失策を犯すと、直後に懲罰交代。自責点3(6失点)の先発メルセデスもわずか1回3分の1でマウンドから降ろしたのだ。
「投打にやる気が感じられず、原監督が頭にくる気持ちも分からないではない。でも、原監督の用兵もチグハグですよ」
と、巨人OBがこう続ける。
「前日の初戦に続いて、この日もウォーカーをスタメンから外した。それまで12打数無安打と当たりが止まっていたとはいえ、チーム2位の17本塁打、37打点のポイントゲッターですよ。3試合連続で安打が出ていなかったものの、ウォーカーもビックリでしょう。代わりにスタメン起用したのが8年目25歳の八百板。逆転優勝が絶望的になって若手にチャンスを与えるのかと思ったら、この日はその八百板に五回の打席で代打を送る。出てきたのがウォーカーで、そのウォーカーが守備ではファウルフライを落球するなどミスでチームの足を引っ張った。理解に苦しむ用兵で、これでは選手の士気も上がりませんよ。原監督は試合後、『こういうゲーム展開になったのは原因があるというところですね』と話したそうですが、ブーメランで自分に返ってくるようなコメントです」