カブス誠也の新人王獲得を阻むフロント陣 “過保護起用”で後半戦は出場機会が減る可能性
5月下旬に負傷した左手薬指にしても、回復に時間はかからなかったが、ジェド・ホイヤーGMから素振りの許可が出たのは6月中旬だった。地元メディアによれば、本格的に打撃練習を再開しても、実戦復帰を認めず、ニューヨークの指の専門医から「異常なし」の診断を受け、ようやくマイナー戦出場にゴーサインが出たほどだという。
再建中のチームは35勝57敗の勝率.380。首位ブルワーズと14.5ゲーム差のナ・リーグ中地区4位で前半戦を終えた。すでにポストシーズン進出は絶望的となり、100億円ルーキーを無理に起用し続ける意味はない。レギュラーシーズン終盤は、マイナーの若手有望株を試すため、鈴木の出場機会が減る可能性もあるのだ。
鈴木はGMによって新人王レースから脱落するかもしれない。