日本勢はリンクスに立ち向かう技が足りない…全英女子オープンもまた同じ繰り返しか
ミュアフィールドはスコットランドのリンクスの中でも最も難しいコースとして知られる。ループ状の設計が特徴で、アウトは時計回りに、インはその内側を反時計回りに18ホールが配されており、リンクスの風を複雑にし、ホール攻略の難度を高める。さらにフェアウエーは狭く、男子のセントアンドルーズ・オールドコースのように至るところにポットバンカーがあるわけではないが、その代わりに周囲をヒースやハリエニシダなどの深いブッシュで覆われている。グリーンは硬くて速く、複雑なアンジュレーションがある。
日本勢は、LPGAツアーで戦う渋野日向子、畑岡奈紗、笹生優花ら多くのプロ、アマが出場予定だ。
渋野は19年大会に優勝したが、この年はリンクスではなくインランドコースだった。箱庭のようなきれいなコースで日頃プレーしている日本選手が、過酷なリンクスでスコアを伸ばす技術を身に付けているとは到底思えない。
丸山のテレビ解説は、「リンクスでは多様な技術がないと通用しない」というメッセージだったのかも知れない。