「毎日体重チェック」「最悪の事態を想定」…甲子園出場校の涙ぐましいコロナ対策
コロナが猛威を振るう中で行われている今夏の甲子園大会は、高野連が5校を「集団感染」と判断した状態で幕を開けた。
昨夏や今春のセンバツは感染による出場辞退校が出たが、今夏から試合開始2時間前までの登録選手変更が認められたことにより、可能な限り辞退を回避できるようになった。集団感染に見舞われた県岐阜商も、登録選手10人を入れ替えてきょう9日の試合に臨む。
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大会主催者側が出場校に課しているPCR検査のタイミングは、大会前と初戦突破後の2回。出場校の指導者は「明日は我が身」と不安を隠しきれない様子だ。
7日に星稜(石川)を下した愛工大明電(愛知)は8日午前にPCR検査を受検。同日夜中に出る検査結果を待っていた橋本慎太郎部長に話を聞くと、「大会前PCR検査で本校は全員、陰性でした。今回も待つしかありません」と、感染対策についてこう語った。