日本ハム新庄監督がまだ悩む“正妻”問題…宇佐見のネック、野村の転向はアリかナシか
また「(後半戦から)スタメンも打順も固定していく」と、DHと捕手を除くポジションのレギュラーを固定する方針を掲げた。チームは7月にコロナに集団感染。戦力の見極めが遅れてしまったとはいえ、シーズン終盤のここに至っても、固定できていない。
■オフに他球団から捕手を獲得する可能性も
「新庄監督が正捕手の決定に頭を悩ませているのは間違いないでしょう」とは、日本ハム一筋22年、2000安打も達成した田中幸雄氏。
「宇佐見は今季、打撃が開花したし、リードも肩も悪くない。ネックは足が遅いことくらいだと思うのですが……。投手との相性など、現場でしか分からない弱点があるのかもしれない。この時期になっても正捕手に固定されないのは、新庄監督が判断する上で決定打に欠けるのでしょう。とはいえ、僕自身もそうでしたが、試合に出続けないと学べないところもある。宇佐見の実力なら固定するのもアリと思いますけどね。野村の捕手転向? プロはそんなに甘くない。新庄監督が今季中に正捕手を決めきれない場合は、オフにトレードなどで他球団から捕手を獲得する可能性の方が高いと思います」
新庄監督は就任時から「守り勝つ野球」を掲げているが、今季中にお眼鏡にかなう扇の要は出てくるのか。